概要
「時」と「場所」が交差する瞬間を、地図上で探す。
「宙の辻 - Sora no Tsuji」は、特定の日時・場所における太陽・月・惑星・恒星の位置を計算し、ダイヤモンド富士やパール富士、推し山ダイヤモンドなどが見える時間と場所の「辻 (交差点)」を地図上に可視化するWebアプリです。
地図の操作と地図の種類
- 地図の種類 (左上のレイヤーボタン): 「標準 (地理院)」「写真 (地理院)」「淡色 (地理院)」「OSM (OpenStreetMap)」の4種を切り替えられます。選択中の地図の出典は右下のⓘに表示されます。
- 3D風ビル (レイヤーリスト内のチェック): 建物を種別ごとの擬似高さ (普通10m・堅ろう40m・高層100m) で立体表示し、地図が斜め視点になります。高さはイメージで、実際の建物の高さではありません (実寸のビル群は宙の窓の都市モードが担当します)。ズームを近づけると表示されます。出典: 国土地理院最適化ベクトルタイル。
- マーカー中央表示ボタン (⌖): レイヤーボタンとズームボタンの間のボタンで、位置情報メニューで選択中のマーカー (観測点/目的点) を画面中心 (下部パネルに隠れない領域の中央) に表示します (ズームは変わりません)。
- 地図パンボタン (◀▶/▲▼): ドラッグせずに半画面ずつ地図をスクロールできます。
- 地点の移動はダブルクリック (ダブルタップ): 誤操作防止のため、観測点/目的点の移動はダブルクリックです (ダブルクリックズームは無効。ズームは+/-ボタン・ホイール・ピンチで)。
- 海外対応: 標高は日本国内では国土地理院DEM (高精細)、日本域外では全球DEM (Terrain Tiles・30m級) から自動取得します。海外の地点でも標高・標高グラフ・辻検索・宙の窓が使えます。詳しくは「海外での利用」の章をご覧ください。
海外での利用
- タイムゾーン: 端末 (ブラウザ) のタイムゾーンを自動判定し、日時情報メニューの先頭に「タイムゾーン: Asia/Tokyo (UTC+09:00)」の形で常時表示します。日時の表示・入力・検索結果の時刻は全てこのタイムゾーンの時刻です (天文計算は絶対時刻が基準なので、どのタイムゾーンでも同じ瞬間を指します)。
- 地名検索: タイムゾーンが日本 (Asia/Tokyo) 以外の場合、地名検索は国土地理院を通らずOSM (OpenStreetMap) のみで行います (日時情報メニューにも「地名検索はOSMのみ」と表示されます)。ご注意: 海外旅行中 (端末が現地タイムゾーン) に日本の地名を検索する場合もOSM側で引くため、住所の細かさは国土地理院に少し劣ります。
- 標高 (DEM): タイムゾーンではなく地点の場所で自動的に切り替わります (日本域内=国土地理院DEM・域外=全球DEM)。海外滞在中に日本の山を調べても標高は従来どおり高精細です。
- 海外SIM・ローミング: スマホの「日時を自動設定」がオン (既定) なら、現地の通信網や位置情報から自動で現地タイムゾーンに切り替わります。オフにしている場合は日本時間のままで、上記の切替も起こりません。
位置情報メニュー
- 観測点 / 目的点: 地図ダブルクリックまたは「東京タワー」「富士山」などの地名・住所・「緯度,経度」・Googleプラスコード (フルコード例: 8Q7XMQPJ+2V / 短縮形例: MQPJ+2V 港区。Googleマップの地点情報からコピーできる+付きのコード。短縮形は基準地名の候補を選ぶとその近くのセルに展開・地名を省くと地図の中心が基準) を入力して設定。ラジオボタンで地図クリック対象を切替。メッシュ/辻/優辻マーカーはクリック (スマホはタップ) →ポップアップ→ポップアップの行/内容をクリック (タップ) で観測点に設定です (マーカーのクリック自体では観測点は移動しません)。雫型のマーカー自体のクリックは従来どおりシングルです。
- 標高 / 高さ: 標高は自動取得。高さ (高層階・三脚等) を加算可能。
- GPS: 現在地を観測点に設定。
- Hom(e) / 推(し)山: 観測点・目的点を1組登録/呼出。空欄で押すとリセット。
- 辻 (辻ライン365): 直近365日分の辻ラインを実線で一括表示 (重い計算のため起動時は常にOFF)。
- 高移 (準最高地点移動): 選択中(ラジオ)の観測点/目的点を、近傍のより高い小ピークへ移動。DEM標高タイルで算出します。
- URL: 現在の状態を共有/復元するURLをコピー (日時固定/半固定/アクセス日時から選択)。「短いURL」チェック (初期値オン) で可逆圧縮した短いURLになります (長いURLでも同じ状態を開けます)。URLで開いた側では、URL由来の値はそのセッション限りで保存されません (普段の設定は上書きされません)。
基本オプションメニュー
- 天の川の基準点: 辻ラインを引くための天の川の基準点を「中心座標 (いて座付近)」か「オフセット点」から選択。オフセット中心角 (°) で基準点を環の方向にずらせます (-360〜+360。天体儀・辻検索と連動)。
- 表示天体 / 表示天体名 / 星座線 / 星座領域 / 星座名称: 天体儀と宙の窓プレビューへの表示/非表示を切り替えます (宙の窓メニューのチェックと双方向連動)。星座名称の表示順は50音順/座標順から選べます。
- 除外範囲 (標高グラフ): 可視判定で目的点側/観測点側それぞれの半径○m以内のNGを無視するオプション (初期値: オン・目的点側15m・観測点側10m)。マーカー地点自身のDEM画素による自己遮蔽を吸収します。
日時情報メニュー
- Now: 現在日時にリセット。
- ◀◀/▶▶ ・ ◀/▶: 月/時単位、日/分単位で日時を移動。
- 月秒・日秒・時秒・分秒: 自動再生 (アニメーション)。クリックで停止。
- 日出/日入/月出/月入/薄明: 各時刻にワンタッチでジャンプ。
- 月齢: 数値入力、または ◀/▶ で約1朔望月前後に移動。
辻ライン
「辻ライン」ボタンON時に、目的点の背後に天体が重なって見える観測位置の軌跡 (当日 + 前日 + 翌日) を地図上に描画します。線の範囲は目的点から300km以内、かつ当日線=その天体の「現在の日時に最も近い南中」から前後12時間、翌日線/前日線=その南中の24時間後/24時間前から前後12時間です (3本で連続72時間をカバーするので、月のように南中が毎日約50分ずれる天体でも辻ラインが日付を跨いで連続し、南中が23時頃で辻時刻が翌未明になる場合も当日線=実線側に乗ります)。
- 実線 ───: 天体の中心が目的点に**完全に**重なる位置 (当日)。5分刻みの●マーカーと時刻表示付き。
- 破線 - - -: ◎精度の境界 (±0.125°、視半径以内)。
- 一点鎖線 -·-·-: ○精度の境界 (±0.25°、天体の視半径エッジライン)。
- 二点鎖線 -··-··-: △精度の境界 (±1°、視直径×4以内)。
- 点線 · · ·: 前日・翌日の辻ライン。
表示中の天体ごとに色分けされます。線は5秒間隔で計算され、100km地点で約30m刻み・200km地点で約60m刻みの曲線になります。位置精度は WGS84 楕円体ベースで概ね数m以内 (子午線収差・気差・月の視差を補正済)。
辻ラインと辻検索の精度記号の違い: 辻ラインの◎/○/△バンドは「方位角のオフセットのみ」で定義されていますが、辻検索の精度角距離は「方位差²+高度差²の合成 (球面角距離)」です。辻ラインは観測位置の目安としてご活用ください。正確な判定は辻検索の精度角距離に基づきます。
辻ライン365
位置情報メニューの「辻」ボタンで切替。直近365日分の◎中心線を実線で一括表示し、年間どこに観測点があれば撮れるかを俯瞰できます。
- 計算は重いため起動時は常にOFF。ONで計算開始 (進捗 % をボタンに表示)。
- 計算済みの天体はキャッシュされ、表示天体メニューで個別の表示/非表示を高速切替できます。
- 観測点・目的点・日付を変更した場合は、OFF→ON で再計算してください。
辻検索
「辻検索」ボタンON時に、指定した方位角・視高度の範囲内に天体が現れる日時を検索します。例: 富士山頂の右斜め上に満月が見える日時。
- 検索期間: 検索する日数 (最大36500日 = 100年間)。日時情報メニューの日付が起点。
- 基準方位角・基準視高度: 観測点→目的点の方位角・視高度 (自動計算)。
- 辻オフセット方位角/視高度: 基準値からのズレ (度)。
- 辻オフセット方位距離/視高距離: 上記オフセットを目的点での横/縦の距離 (m) に換算した参考値。
- 辻オフセット回転角/回転仰角: 目的点方向を向いて0時(上)から時計回りの角度と、中心からの球面角距離 (参考値・読取専用)。
- 許容範囲方位角/視高度: ±: 検索中心からの許容範囲 (初期値 ±15°)。
- 検索中心方位角差・検索中心視高度差: 辻時刻の天体位置と検索中心 (オフセット適用後の点。検索中心「線」のときは線分への最近点=精度角距離と同じ参照点) との差の符号つき参考値です。検索中心より右 (時計回り) / 上が正。常に 精度角距離 ≧ |検索中心視高度差| が成り立ちます (検索中心方位角差はcos(視高度)の縮み補正がない生の方位角差のため、高高度では精度角距離より大きく表示されることがあります)。
- 月齢フィルタ: 月齢で結果を絞り込み (満月 ≈ 14.8、新月 = 0)。
- 時間フィルタ: 辻時刻を「開始時刻〜終了時刻」で絞り込み。各時刻は固定時刻 or 日の出/日の入/各薄明から選べ、前後オフセットも指定可。開始 > 終了 は夜間 (日付をまたぐ範囲) として扱います。
- 精度フィルタ ◎/○/△/-: 精度記号で結果を絞り込み。
- 標高フィルタ: ONで観測点→目的点の地形可視判定 (OK/NG) を結果リストの「標高グラフ」列に表示。OK/NGで絞り込み可。判定は標高グラフ・辻メッシュ検索と共通の統一可視判定 (ズーム15半画素≒約2m刻み・DEM5A/5B/5C→DEM10B) です。
- URL取得: 現在の検索条件で開くURLをコピー。
- 最大化ボタン (⛶): 結果リストのタイトルのボタンで、検索結果表示領域を画面の2/3に最大化できます (もう一度押すと通常の1/3に戻ります。辻メッシュ検索結果と同じ)。My辻検索の結果リストは同じパネルを共有するため、同じボタンで最大化できます。
精度記号:
- ◎: 天体の中心が目的点に重なる (誤差 ±0.125°、視半径以内)
- ○: 天体の縁が目的点に接する (誤差 ±0.25°、視直径以内)
- △: 視直径×4以内 (誤差 ±1°)
- -: 上記以外で許容範囲内
検索は1分間隔の粗スキャン → ベスト時刻の前後60秒を1秒単位リファインで実行。各天体最大36500件 (100年分)。太陽・月の視半径は ≈ 0.26°。
結果リストの時間帯列は、辻時刻がその日の薄明・日の出/日の入で区切った12区分のどこに入るか (例 日の出<=x<12時) を示します。
辻メッシュ検索
「辻メッシュ」ボタンON時に、観測点付近のDEM標高タイル (検索エリア: 3×3/4×4/5×5/6×6) の全画素を観測点として辻検索し、精度フィルタ以内になる日時と場所を網羅します。どの位置なら高い精度の日時が存在するかが地図のマーカーで分かります。
- 結果リストの1行: 「天体×日」のイベント。全メッシュマーカー (ヒット画素) を日付毎にグルーピングし、行の辻時刻・精度記号・精度角距離・方位角・視高度は、その日に領域内で最高精度が出る画素 (最良画素) の辻時刻と、その時の値です (最良画素基準)。辻時刻・精度角距離・方位角・視高度は0.01秒精細化後の値 (優辻マーカーのポップアップと同じ値) で、辻時刻は hh:mm:ss.ff (0.01秒) で表示します。行になる条件は、領域内のどこかの画素で精度フィルタオプション以内になる日です。観測点マーカーは検索エリアを指定するための基準で、行の表示値の基準ではありません。精度記号は◎〜◎×128 (精度フィルタオプションと同じ2倍刻みのスケール。◎=±0.125°、×2毎に許容が半分で◎×128=±0.0009765625°。該当する最も高い精度の記号を表示し、◎より粗い行は○ (±0.25°)/△ (±1°)/-) です。
- 行の辻時刻と優辻マーカーの関係: 行の辻時刻はその日の最良画素の最良の「瞬間」、優辻マーカー (金色のピン) は指定した瞬間の最良の「場所」を指します。行選択直後は両者が同じ画素を指し、辻時刻スライダーを動かすと、その時刻での最良の場所へピンが移動します。
- 精度フィルタ ◎/○/△/-: 結果リストの行を精度記号で絞り込みます。◎〜◎×128 (±0.125°以内) は常時オン、○ (±0.25°)・△ (±1°)・- は読み取り専用で常時オフです (メッシュマーカーは精度フィルタオプション以内=◎クラスのヒットのみ保持するため、○△-のデータは存在しません)。行の値は最良画素基準のため、すべて◎〜◎×128になります。
- 精度フィルタオプション ◎/◎×2/◎×4/◎×8: 検索 (画素側) の当たり判定 (±0.125°/±0.0625°/±0.03125°/±0.015625°)。
- 許容範囲方位角/視高度: 基準方位角/視高度から±この範囲にある画素だけを検索対象にします。
- 画素の高さ基準: 全画素は観測点と同じ高さ基準「DEM標高 + 観測点高 (位置情報メニューの値)」で計算します (通常の辻検索と同じ)。辻マーカーで観測点に設定しても観測点高は維持されます。
- メッシュマーカー (グラデーションタイル): 全結果行のヒット画素 (精度フィルタオプション以上の画素) を全て表示します。マーカーは画素の実寸 (約10m四方) で描くため、ズームに応じて面として見えます。1画素は表示天体毎に複数日の最良辻日時を保持します (同じ方向を年2回以上通る太陽・月などの日を取りこぼしません)。
- タイルの色: ヒット件数のグラデーション。1件=メッシュマーカー色 (スライダーで調整・既定は白)、件数が多いほど金色に近づき、最大件数のタイル (2件以上) は金と赤の斜め縞模様で最多ヒットの場所が一目で分かります (0件の画素は無色)。
- ホバー / タップ: 「メッシュマーカー(XX件)」の件数ポップアップを表示し、その画素の全ヒットを詳細リスト (結果リストとコントロールの間) に全件表示します。
- 詳細リスト: 列=マーク★・天体・精度記号・精度角距離・日付・曜日・辻時刻 (0.01秒)。見出しクリックで列毎にソートでき (昇順▲/降順▼)、ソート順は別の画素にホバーしても保持されます。ホバーが外れても最後の内容を保持します。
- クリックで確定 (PC): 画素をクリックすると件数ポップアップと詳細リストがその画素に固定されます (観測点は移動しません。ポップアップを閉じると解除)。観測点マーカーのホバー/ポップアップ表示中も同様に観測点の画素に固定されます。
- 詳細リストの行クリック: その天体×日付の行が結果リストで選択され、観測点がその画素に移動します。辻時刻コントロール・日時情報メニュー・辻ラインもその行の辻日時に移動し、優辻マーカーが立ちます。地図上のどの帯でも「そこに立った時の辻」へ飛べます。
- 検索直後の初期画面: 最大ズーム-3で観測点が中央に表示されます (行の自動選択・日時の移動はしません)。
- 辻マーカー (天体色領域): メッシュマーカーのうち、コントロールで指定した辻時刻(±幅s)に精度フィルタ以内で辻が成立する画素を、その場で再計算し、選択行の天体色で表示します (上限 = 検索エリアの全画素 = 全て表示)。カーソルを合わせる (PC) かタップ (スマホ) するとその画素の辻日付・辻時刻 (0.01秒精度)・精度角距離をポップアップ表示します。PCではクリックで位置を確定してポップアップを表示します (観測点は移動しません)。ポップアップの内容はホバーでハイライトされ、クリック (スマホはタップ) すると観測点がその画素に移動し、該当行 (選択中の行) が結果リストに表示されます。
- 優辻マーカー (金色のピン): 指定した辻時刻での最良精度の画素に、観測点マーカーと同じ大きさの金色のピンを立てます。カーソルで辻日付・辻時刻・精度角距離をポップアップ表示し、クリック (スマホはタップ) で位置を確定してポップアップを表示します (観測点は移動しません)。ポップアップの内容をクリック (スマホはタップ) すると観測点がその画素に移動し、該当行が結果リストに表示されます。表示天体メニューで選択行の天体をオフにすると、辻マーカーとピンは非表示になります。
- 行選択後表示オプション: 行選択後の選択マーカーを選べます。「:辻時刻の優辻マーカー」(初期値) = 行の辻時刻での最良画素 (優辻マーカー) を選択します。「:辻時刻の最近傍の辻マーカー」 = 観測点に最も近い最高精度の辻マーカーを選択し、辻時刻コントロールもその画素の辻時刻に移動します (≠行の辻時刻)。
- 辻時刻コントロール: 「辻日時」表示 (日付+曜日+時刻。時刻は0.01秒表示) と秒スライダー (範囲はその行の全ヒット画素の辻時刻の範囲に自動調整・1秒刻み・◀▶で1秒ずつ) で辻時刻を指定。行選択やポップアップの行クリックの直後は行と同じ精細化時刻 (サブ秒付き。例 16:36:07.93) になり、スライダーを手動で動かすと秒単位 (サブ秒0) になります。スライダーに追従してライブ再計算します。「辻時刻の幅(s)±」(0〜86400秒・初期値0=指定した1秒のみ)で前後の秒も含めた集合にできます (最大で丸1日分。幅が大きいほど再計算に時間がかかります)。精度フィルタオプションは ◎(±0.125°)/◎×2(±0.0625°)/◎×4(±0.03125°)/◎×8(±0.015625°)/◎×16(±0.0078125°)/◎×32(±0.00390625°)/◎×64(±0.001953125°)/◎×128(±0.0009765625°) の8段階で判定の厳しさを変えられます。
- 行の選択: 結果リストの行クリックで選択。選択のたびに行選択後表示オプションに従って辻時刻コントロールが初期化され、優辻マーカーが立ちます (行選択でのズーム・センタリングはしません。検索直後に一度ズームしています)。
- 標高フィルタ: ONにすると、検索前に許容範囲内の対象画素それぞれを観測点として、標高グラフと同一のアルゴリズムで可視 (OK) / 不可視 (NG) を判定し、チェックで選んだ対象の画素だけを辻メッシュ検索します: OKのみ=可視画素だけ / NGのみ=不可視画素だけ / 両方またはどちらもオフ=全画素。判定は統一可視判定 (標高グラフの可視判定・辻検索の標高フィルタと共通のコア) で、画素→目的点の経路をDEM分解能固定のズーム15半画素 (約2m) 刻みで歩き (点数固定ではないので経路長に関わらずDEM画素を取りこぼしません)、各点の標高をDEM5A/5B/5C (ズーム15・5mメッシュ) → DEM10B (ズーム14) の順で参照して見通し線 (画素の標高+観測点高→目的点標高。地球の丸みと大気差を考慮) と比較します。除外範囲 (チェックで有効。目的点側/観測点側それぞれの半径○m以内の遮蔽を無視) も標高グラフと同じ規則で適用されるため、その画素を観測点に設定して標高グラフを実行した時と同じ判定になります (除外範囲0で目的点直近の点が遮ってNGになる挙動も同一。判定中は「標高タイル取得中…」「可視判定中… i/N画素」の進捗を表示)。判定はワーカープール (CPU数+1) で並列実行され、経路を帯域に分割して各ワーカーが担当分を判定するため、判定結果は従来の逐次処理と完全に同一のまま、コア数分高速になります (再検索やトグルオフで実行中の判定はキャンセルされます)。結果リストの「標高グラフ」列は、その行の表示値を出した地点=その日の最良画素の位置の可視判定を表示します。
標高グラフ
「標高グラフ」ボタンON時に、観測点〜目的点の地形断面を表示。国土地理院のDEM標高タイルから2000地点で標高を取得します。縦軸=標高・横軸=直線距離の目盛を表示します。
取得完了後、観測点高・目的点高を加えた見通し線 (赤線) に対して地形が遮らないかを判定し、可視なら「OK」、不可視なら「NG」をポップアップで通知します。可視判定はグラフ描画用の2000点とは独立で、辻検索・辻メッシュ検索の標高フィルタと共通の統一可視判定 (経路をズーム15半画素≒約2m刻みで歩き、DEM5A/5B/5C→DEM10Bの順で参照。除外範囲=チェックで有効。目的点側/観測点側それぞれの半径○m以内のNGは無視) を使います。判定と赤線は地球の丸みと大気差を考慮します (:大気差チェックと気象値に連動。大気差オフの時は丸みのみ)。遠距離では丸みのぶん見通しが厳しくなり、実際の見え方に合った判定になります (赤線も丸みを反映した曲線で描画されます)。
宙の窓
「宙の窓」ボタンON時に、観測点から目的点方向を撮影するカメラのファインダーをシミュレーションします。センサー(機種名リストから選択可)・焦点距離・F値・アスペクト比から画角(水平/垂直/対角)を計算し、実際の星景写真の構図をプレビューできます。
- カメラの向き: 基準方位角・基準視高度 (初期値=観測点→目的点の方向)。カメラオフセット方位角/視高度で向きをずらせます (プレビューのドラッグパンと連動)。辻オフセット6項目は辻検索メニューと双方向連動します。
- プレビューの内容: 天の川の写真 (明るさスライダー)・表示天体のマーカーと中心十字・軌跡 (前日/当日/翌日)・DEM標高タイルの3D地形 (ヒルシェード適用度スライダー)・目的点の赤十字・検索中心の×。基本オプションのチェックで表示天体名・星座線・星座領域・星座名称もプレビューに表示されます (宙の窓メニューにも同じチェックがあり双方向連動。星座名称・表示天体名の文字の向き: 通常・四角=水平、円形フィッシュアイ=画面中心から同心円状。文字サイズスライダー (0〜1000%・プレビュー基準100%) で大きさを調整できます)。
- :写真テクスチャ: 山肌に国土地理院の「全国最新写真 (シームレス)」を貼り付けます (メインメニューの宙の窓グループ内のチェック。初期値オフ。オンにすると地形を取得し直します)。地形の頂点単位の彩色のため近景はぼかし気味になり、遠景の山並みの確認に向いています。太陽光ヒルシェードの陰影は写真の色に重なります。対象は日本国内のみで、域外と取得できなかった部分は従来の標高グレーのままです。出典: 国土地理院 (地理院タイル・全国最新写真 (シームレス))。このタイルは電子国土基本図 (オルソ画像)・森林 (国有林・民有林) の空中写真 (林野庁)・地方公共団体等の空中写真・簡易空中写真・国土画像情報などから作成されており、一部にLandsat-8画像 (NASA/USGS)、GRUS画像 (© Axelspace) を含みます。
- フィッシュアイ: 歪みスライダー0〜99%は魚眼風の樽歪み (近似・画角も連動して拡大)。歪み100%+画面形状:円形のときは「等距離射影の全天表示」に切り替わります — 画面中心=基準方位角+基準視高度 (カメラの向き)、円周=中心から90°、像高は中心からの角度に比例 (実際の魚眼レンズ・星座盤と同じ投影)。基準視高度を90°にすると天頂中心の星座盤の見え方になります (そのとき円の下方向=基準方位角)。全天表示の視野は焦点距離・センサーに依らず常に直径180°です。
- パノラマ: 水平画角を最大360°までアスペクト比可変でシミュレーション (円筒投影。フィッシュアイとは併用不可)。
- コントロールメニュー: プレビュー内下部の「コントロール」から焦点距離・日付/時刻・インターバルMov (タイムラプス再生: アニメ/動画) を操作できます。
- 書き出し: 静止画 (JPEG/PNG)・動画 (MP4/WebM) をファイル出力。出力画像サイズ (pixel・1〜8192) を指定でき、右下に日時+クレジットが入ります。全天表示・パノラマ・フィッシュアイもそのまま出力され、表示天体名・星座名称の文字は出力サイズに比例してプレビューと同じ相対サイズになります。
- URL/最大化: 「URL取得」で現在の宙の窓の状態を開くURLをコピー。⛶ボタンでプレビューを最大化できます。
- 都市モード (都市ビル): 都市部のビル群をプレビューに表示します (宙の窓メニュー内。コントロールメニューにも同じ項目があり双方向連動)。ビルは地形と同じ実寸配置なので、ビルの稜線に沈む月やビルの谷間から上がる花火も構図どおりに写ります。
- 表示されるのはPLATEAU整備都市のみです (全国約300市区町村。国の整備拡大に合わせて順次更新)。未整備の地域はビルが出ないだけで、地形は従来どおり表示されます。
- :テクスチャ: ONで航空写真由来のテクスチャ付き (LOD2)、OFFで無テクスチャの単色+陰影になります。建物は太陽高度に合わせて減光し、夜の暗さは月と連動します (月のない夜は暗く・満月が高い夜はほんのり明るく)。単色のビルは夜になると窓明かりが灯ります (テクスチャ付きビルは写真自身の窓があるため減光のみ)。
- テクスチャの無いビルが混ざるのは元データの整備状況によるものです: PLATEAUのテクスチャは各都市の「LOD2テクスチャ整備範囲」の建物にだけ用意されていて、同じ都市でも範囲外の建物は形状のみ (テクスチャ自体が存在しません)。またLOD1のみ整備の都市 (約150市区町村) は全建物が形状のみです。テクスチャの無い建物は単色+陰影 (夜は窓明かり) で表示します。
- 表示タイル数: 建物タイルの同時表示数です (1〜500。画面で大きく写る順に選ばれます)。初期値30は毎回適用され、保存されません (大きな値のまま再訪して端末が重くなるのを防ぐため)。大きいほどメモリを使うため、スマホでは控えめな値をおすすめします。
- 整備年度: 取得状況の「◯タイル/◯棟」の後に、表示中の建物データの整備年度を表示します (例: 2023年度。複数都市で年度が違う場合は範囲表示)。PLATEAUの3D都市モデルが作られた年度で、いつ時点の街並みかの目安になります (それ以降に建った・壊されたビルは反映されていません)。
- 建物データの出典: 国土交通省 Project PLATEAU (CC BY 4.0)。配信中の3D都市モデル (建築物モデル) をストリーミング参照しています。メッシュ展開にはGoogle Draco (Apache-2.0) を使用しています。
- 花火モード: 打ち上げ花火のシミュレーションをプレビューに表示します (宙の窓メニュー内。コントロールメニューにも同じ項目があり双方向連動)。
- 打ち上げ点: 地名・住所・「緯度,経度」で設定 (未設定の間は目的点に追従)。標高は自動取得+追加高さを加算可能。領域 (半径m) で打ち上げ位置を円内にランダムに散らせます。
- 号数: 2.5号〜40号 (四尺玉)。選択に応じて玉の直径・開花高度・開花直径の目安を表示します。表示モードは「色々」(ランダム) / 「固定」(指定号数のみ)。「色々」のばらつきスライダーは+100=40号のみ〜-100=2.5号のみ。
- 花火点 (+) マーカー: 開花の中心点を十字で表示/非表示。基準方位角/視高度は観測点→花火点の方向を自動算出します (辻検索の基準値とは連動しません)。
天体儀
「天体儀」ボタンON時に、天球を外から俯瞰する3Dの星図パネルを表示します。天の川・表示天体・星座線・星座領域・星座名称を重ねられます (基本オプションのチェックと連動)。
- 回転 / ズーム: ドラッグ (スマホは2本指) で自由に回転、ホイールで拡大縮小。
- 星座名称のハイライト: 左右の星座名称にカーソル/タップで、その星座の星座線・領域が黄⇄赤に点滅し、中心リングで位置を指し示します (タップは約4秒で自動解除)。
- コントロールメニュー: 前景/後景/透過の表示切替、回転方向 (水平/地軸/自由)、位置リセット (北奥/目的点前)、日時の送り・自動再生、表示天体・星座のチェック、オフセット中心角スライダー (日時情報メニュー・基本オプションと連動)。
- 最大化 (⛶) / 閉じる (✕): 表示領域の最大化と、パネルを閉じる操作。
薄明メニュー
「夜明」「日暮」の2グループで、その日の薄明の各時刻を一覧表示します。ラジオボタンを選ぶとその時刻へジャンプできます (日時情報メニューと連動)。
- 天文薄明 [始/終] (-18°): 完全な暗夜と薄明の境目。
- 航海薄明 [始/終] (-12°): 水平線が見え始める/見えなくなる明るさ。
- 夜明 / 日暮 (-7°21′40″): 暦上の夜明け・日暮れの基準時刻。
- 常用薄明 / BH [始・終] (-6°): ブルーアワー (BH) の始まり/終わり。
- BH/GHの切替 (-4°)・GH [始/終] (+6°): ブルーアワーとゴールデンアワー (GH) の切り替わり点。
- 日の出 / 日の入: 太陽が地平線にかかる時刻 (時刻に加えて視高度も算出表示)。
Myセットメニュー
My辻検索・My観測点・My目的点・My天体の組を「セット」として複数管理し、まとめて切り替えられます。Googleスプレッドシートに紐付けて端末間で共有できます。
- 切り替え表示: 選択中のセットの内容に一括で差し替えます (切り替え前に現在の内容は保存されます)。表示中のセットの行には🔛が付きます。
- 既定のセット (ID:0): 名称固定・削除不可で常に端末に保持される土台のセットです。
- シート紐付け: 「追加」で既存のGoogleスプレッドシートを紐付け、「解除」で外し (ファイルは残ります)、「開く」でシートを開き、「コピー」でセットとシートを複製します。
- :保存 / :読込: 各行の更新方向。「更新」ボタンでチェック済みのセットを、この指定に従って一括更新します。
- :オフライン: オンにすると未ログインでも切り替え表示できるよう、シートの内容を端末に保持します。
- 行アイコン: 🈚️=未ログイン / 🕛=処理中 / 😢=シートが無い (押下で作成) / 👍=同期済み / 👎=端末とシートに差がある / ❌=エラー。押下で更新日時を再確認します。シート側が新しい時は「シート: 日時 [New]」が赤字で表示されます。
- 行の編集: 名前・メモの編集、行追加/削除、▲▼で並べ替え、「全て登録」で確定します。
My辻検索 / My観測点 / My目的点
- My辻検索: 辻検索の条件を複数(最大1000件まで)登録・管理。「一括計算」で全件をWorkerプール並列実行、「File取得」でCSV出力。CSV出力の方が画面出力より詳細です。
- My観測点 / My目的点: 複数(最大1000件まで)の観測点・目的点を登録・管理。地図上に緑/橙のマーカー表示。「位置反映」で位置情報メニューに反映。各行のチェックボックスで選択。CSV入出力対応。
- 写真から追加: 撮った写真の位置情報 (Exif) から観測点・目的点を追加できます。緯度経度は写真から、標高は緯度経度から取得し直し、高さは0で行が追加されるので、そのまま「全て登録」できます。写真は端末内 (ブラウザ内) で読み取るだけで、どこにも送信・保存されません。スクリーンショットやSNS経由の画像は位置情報が取り除かれていることが多く、その場合は追加できません。
- CSV出力はチェックボックスで選択した行のみを出力します。全CSV入力 / 追加CSV入力では、1列目が
# で始まる行をコメント行として読み飛ばします。
表示天体 / My天体 / 天体検索
- 表示天体: 太陽・月・8惑星 + 主要恒星 (北極星・北斗七星メラク・オリオン座ミンタカ・すばる・M42・ベガ・アルタイル・デネブ・ベテルギウス・シリウス・プロキオン)。チェックボックスで表示/非表示、カラーパレットで色・線種を変更。各天体の出没/南中時刻・方位角・視高度・視半径を表示。
- My天体: 天体検索で登録した天体の一覧。並べ替え・削除・色変更が可能。CSV入出力対応 (CSV出力は表示チェックの天体のみ、CSV入力は
# 始まりの行をスキップ)。
- 天体検索: celestial_db.json から天体を検索 (等級で絞り込み可能)。検索結果から選択し、My天体に登録(最大1000件まで)できます。
設定メニュー
- 気差係数 K: 先頭のチェックで気差補正の有効/無効を切替 (無効時は入力が読み取り専用)。係数欄は常に読み取り専用で、標準値は 0.132 です。
- 気象条件からの算出: 気圧 P (hPa)・気温 T (°C)・気温減率 Γ (°C/m。高さ1mあたりの気温低下量、通常は0.0065) を入力するとKを算出します。「登録」で保存・反映、「リセット」で初期状態に戻します。係数の意味と目安は下の「気差係数(K)について」をご覧ください。
バックアップ / インポート / Googleドライブ同期
Home/推し山、表示天体、My天体、My観測点、My目的点、My辻検索、Myセット、設定の全データを JSON で一括バックアップ・インポート。デバイス間の移行に便利です。
Googleドライブ同期: ヘッダのアイコンからGoogleアカウントにログインすると、全データをGoogleドライブ (soranotsuji-app.json) と同期できます。アイコンの意味: 🈚️=未ログイン (押下でログイン) / 🕛=確認中 / 😢=ドライブにファイルが無い (押下で作成) / 👍=同期済み / 👎=端末とドライブに差がある (押下で保存/読み込みを選ぶダイアログ) / ❌=エラー (押下で再確認)。
宙の辻フォルダ: ドライブ上の保存先フォルダは、名前ではなくフォルダに付けた目印で追跡しています。このため、Googleドライブ側で宙の辻フォルダを名前変更したり、別の場所へ移動したりしても、連携はそのまま保たれます。ご自身のドライブの整理に合わせて自由に動かせます。アプリ側の「宙の辻フォルダ名」欄と「登録」ボタンは、ドライブ上のフォルダをその名前に変更 (リネーム) するためのものです。フォルダをゴミ箱に入れた場合は、次回の保存時に新しいフォルダが作られます。
地図上の線について
地図上には3種類の線が描画されます。距離が遠いと、地球の曲率と地図の平面表現の違いで、見た目に少しズレて見えることがありますが、これは描画の都合です。
- 方位線 (色付き): 観測点から各天体方向の方位 (WGS84 楕円体)。
- 黒い線: 観測点〜目的点の大圏航路 (実線) と等角航路 (破線)。
- 辻ライン: 目的点の背後に天体が重なる観測位置の軌跡 (時間軸の曲線)。方位を表すものではありません。
辻ライン上の位置と時刻に観測点を設定したとき、天文学的・地理学的に正しい位置関係になります。
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